ブースに展示した電動アシスト自転車
ドライブユニットはモーター機構と変速機構を一体化した
スマホでパーソナルな走りを楽しめる

「人とくるまのテクノロジー展2023 YOKOHAMA」のジヤトコブースに展示してあるおしゃれな折り畳み自転車。モーター機構と変速機構が一体化した電動自転車用ドライブユニットを採用したことで、駆動部品をコンパクトにまとめたのが特徴だ。eアクスルなどの一体化部品で磨いた小型化技術が生きている。

自転車はチェーンを用いることが多く、乗り降りの際に女性はスカートが汚れる点を気にすることも少なくない。同社の自転車は、ドライブユニットの一部部品に樹脂を採用したことで、チェーンの代わりにベルトを用いることができるという。「女性のニーズを組んだ自転車にしたかった」と開発者は思いを込める。

電動自転車だからこそできる走り心地も大切にしている。独自開発したスマートフォンアプリと連動させることで、スマホを通じて漕ぎ心地を5段階で調整できる。例えば発進時や坂道は機械の力を頼り、平坦な道は乗員自身がペダルを漕ぐなど、カスタマイズも自由自在だ。電動でありながら、子育てママから元気な学生まで、誰もが走りを楽しめる自転車を目指した。

2024年以降に量産化を検討している。