日野自動車の信頼回復に向けた取り組みが前進する。一部車型の出荷再開にこぎ着け、2024年3月期は最終黒字への転換を見込む。小木曽聡社長は不正の再発防止とともに経営戦略の焦点を量から質へと移し、「価値提供による成長」を目指すが、CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)戦略の立て直しなど課題もなお残る。「国内の認証に関する問題はほぼ把…