トラブルが多いタイヤの保証で顧客満足を引き上げる

 ホンダは、国内の自動車メーカーで初となる「タイヤパンク保証」を開始したと発表した。パンクやバーストなどのトラブル発生時に、保証上限額の範囲内で新品タイヤを最大4本(工賃込み)交換する。新車販売のタイミングだけではなく、中古車やタイヤ4本の購入時、車検時にも加入できる仕組みとした。全国の系列販売店でサービスを提供する。

 同社が提供するアプリ「ホンダ・トータル・ケア」の導入が要件。トラブルが発生した場合、同アプリから緊急サポートセンターに連絡すると、専門オペレーターが状況に応じてロードサービスなどを手配する。その後、近隣の販売店に入庫して保証を受ける流れだ。

 保証期間は3年と2年の2種類。価格は3年保証で保証限度額5万円までが8250円、同10万円までが1万2650円、同15万円までが1万7600円。2年保証では同5万円までが5940円、同10万円までが8910円、同15万円までが1万1880円(消費税込み)。15万円プランのみ、車検時には加入できないという。

 同様のサービスはオートバックスやイエローハットなどのカー用品店などですでに展開されているが、対象は新品タイヤ4本の購入時のみに限られるケースが多い。ホンダは、中古車購入時や車検時など、新品タイヤを購入していない場合も対象とし、差別化を図る。