ブリヂストンは、2024年から「スーパー耐久シリーズ」にレース用タイヤを供給すると発表した。レースを運営するスーパー耐久機構から、最大5年間の公式タイヤサプライヤーに選定された。

 同シリーズは日本最大級の参加型レースとして、プロドライバー、アマチュアドライバーを問わず、さまざまなチーム・車両が参戦している。トヨタ自動車は水素エンジン搭載車で、マツダはバイオディーゼル燃料を用いて参戦するなど、近年は持続可能なモビリティの実証の場としても活用されている。

 ブリヂストンは、23年にモータースポーツ活動60周年を迎え、持続可能性を中核にした新たなモータースポーツ活動に取り組む方針を示している。同社はモビリティとモータースポーツ文化の2つの軸を持続可能にする同シリーズの取り組みに共感し、タイヤの供給でシリーズを支えるとしている。