日産自動車は13日、2022年11月に全面改良したミニバン「セレナ」のシリーズハイブリッドシステム「eパワー」搭載車を20日に発売すると発表した。2月末に開始した事前受注の台数は2万台を超えた。先代のeパワーが半年かけて到達した水準に約1カ月で到達した。

 発売済みのガソリンエンジン車の受注台数は約1万8500台。このため、eパワーとガソリン車の受注比率は6対4程度となった。また、これまでのセレナの国内累計販売台数が200万台を突破したことも明らかにした。

 新モデルではテレマティクス技術を活用した保険を本格的に導入し、交通事故時のサポート体制なども強化する。加えて、今回のeパワー搭載車から二酸化炭素(CO2)排出量の低い鋼材を骨格部品に採用した。