生地の付加価値向上につながる加工でシェアアップを図る(写真はエンボス加工に用いるロール)

住江織物グループの尾張整染(新實啓悦社長、愛知県一宮市)は、自動車用シート材料であるファブリックの加工を手がける。自動車用シートの材料は4~5年前まではファブリックが7割程度で、合成皮革が3割という構成比だったが、直近では「合皮の割合が4割程度に高まっている」(中島俊広常務取締役)と、ファブリックのシェアが低下している。尾張整染は独自の加工技術を…