ホンダは7日、2023年冬に「オデッセイ」を再販すると発表した。狭山工場(埼玉県狭山市)の閉鎖に伴い、21年末に国内生産を終了したが、再販を希望する顧客が多かったため、中国で生産する車両を輸入して販売する。再販に合わせ、先進運転支援システムを拡充するとともにエアロパーツなどを搭載したグレードを追加する。一方、ガソリン車は廃止し、ハイブリッド車(HV)のみの設定とする。車両価格などは追って公表する。

 先進運転支援システム「ホンダセンシング」に、近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビーム、急アクセル抑制機能を追加する。また、外装に黒基調のフロントグリルやドアミラーなど、内装に本革シートを標準装備した「e:HEVアブソルート・EXブラックエディション」を新たに設定する。