東急バス(古川卓社長、東京都目黒区)と東急は、東急バスの廃車部品を活用してグッズを作り、目黒区のふるさと納税の返礼品として東急グループのポータルサイトで出品を開始した。「東急バス LED方向幕セット」「東急バス ジャンク品セット」の2品で、同区内の東急バス目黒工場で廃車になったバス車体から取り外した。

 方向幕は前方・側方・後方表示板の3点セットとして、限定1組の出品。24ボルト系電源で作動する部品だが、家庭で鑑賞してもらえるように交流100ボルトのアダプターを付属した。好みの東急バス営業所1カ所の行先データをもらえる。

 東急は2019年10月にふるさと納税ポータルサイト「ふるさとパレット」の運営を開始。現在は142自治体・約6万点の返礼品を掲載する。今回の取り組みは、東急バスが目黒区内にバス車両の運行・整備拠点を構えているため、区のふるさと納税制度の応援と、地域間移動を支える公共交通機関であるバスの魅力の発信を狙い実現した。