NTT東日本の子会社で駐車場運営などを手掛けるエヌ・ティ・ティ・ル・パルク(大坪達哉社長、東京都台東区)は6日、カーシェアリングサービス「ノッテッテ」で、企業や自治体が保有する業務用車両の有効活用につながる新たなサービス2種の提供を開始したと発表した。

 企業内カーシェアの「ノッテッテエンタープライズ」は、導入企業が所有する社用車などを全社員で共有するシステム。社員がリモートワーク中に社有車を使用する際に、自宅の最寄りにある自社の事業所の車両を利用できるようになる。カーシェアの予約管理システムと、スマートフォンのアプリケーションで車両の開錠と施錠ができる車載器などを提供する。

 また、「ノッテッテPF(プラットフォーム)パッケージ」は業務用に電気自動車(EV)を導入した自治体や企業が、地域住民や観光客にそのEVを利用できるようにするもの。予約管理システムや問い合わせの受け付け、緊急時の駆け付けサービスなどカーシェア導入に必要な仕組みがセットとなっている。オプションとして、駐車場開設や各種申請の支援などにも対応する。

 ノッテッテは、2020年5月にサービスを開始した。