徒歩ナビはARで案内

 ゼンリンデータコム(清水辰彦社長、東京都港区)は、3月からスマートフォン、タブレット端末向けの地図・ナビゲーションサービス「ゼンリン地図ナビ」の提供を開始した。AR(拡張現実)でカメラ画像に進行方向を描画する徒歩ナビゲーションや、大型車の規制回避など、ニーズに合わせてきめ細かくルートを案内する。ラストワンマイルまでサポート可能な機能を訴求し、利用獲得を目指す。

 同社がNTTドコモと協業し提供していた「ドコモ地図ナビ」を引継いだサービス。自動車向けナビでは、設定車種に応じた規制回避ルートを検索できる。中型車以上の利用を想定し道幅を極力優先する「『超道幅』ルート」の検索モードを設定した。複雑な形状の交差点も3D表示できるほか、音声で走行レーンや注意点を案内する。

 「ゼンリン住宅地図」を利用して、地図に掲載されていない番地やビル名、テナント名を確認できるようにした。住宅地図の利用は月間10回に制限。徒歩ナビでは、歩き出しの方向をARで画面上の景色に重ねて表示する。

 月額使用料は330円。新規申込者全員に5月末までの期間限定で「dポイント」を500ポイント贈呈する。