ツールプラネットは、アンドロイドアプリを大幅にリニューアルした上位機種の高機能スキャンツール「TPM-TAB」を中心に展示する。世界的に車両の電動化が進む中、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)に搭載されるバッテリーの劣化などの状態判断は、整備や車両査定において大きな要素となる。

 同社はセル電圧や充電量などのバッテリーの基準値と、リアルタイムデータモニターとの比較によって判断を行う画期的EV・HV診断ソフトウェアを開発。TPM-TAB内のNANO-BTソフトウェアに組み入れた。リビルドバッテリーの人気が高まる中、車両査定などにバッテリーの項目を追加できるのは大きな魅力となる。

 さらに、エーミング作業に特化したADASキャリブレーションソフトをアプリに新たに追加。エーミング(機能調整)の基準値データ閲覧や証明書の発行に加え、全自己診断を含めたエーミングの一連の作業が行える。グーグル検索やファイネス検索などのさまざまな機能も搭載した。

 ブースでは「TPM-5」や「TPM-7」、「TPM-3」、「ADASキャリブレーション」などの製品群も紹介。OBD車検を見すえ、進化する同社のスキャンツールを来場者にアピールする。