ルノーが16日に発表した2022年12月期の当期純損益は3億3800万ユーロ(約485億円)の赤字だった。前年は8億8800万ユーロ(約1274億円)の黒字だったが、ロシアからの撤退で23億ユーロ(約3300億円)の損失を計上したことで2年ぶりに最終赤字に転じた。ただ、営業利益は前年比56.0%増の25億9500万ユーロ(約3721億円)と大幅に増えた。

 売上高は同0.4%増の463億9100万ユーロ(約6兆6541億円)だった。営業利益率は5.6%と前年実績と比べて2.0ポイント上昇した。販売台数はロシア事業撤退や半導体不足の影響で約23.9%減の205万台と減少したが、モデルミックスの改善や値上げ効果で営業利益を上積みした。