ルノー日産オートモーティブインディア

 日産自動車とルノーは13日、インド事業の長期ビジョンを発表した。両社の開発拠点であるチェンナイの「ルノー日産テクノロジー&ビジネスセンターインディア(RNTBCI)」での新型車生産などのプロジェクトに約6億ドル(約793億円)を投じ、2千人の雇用を創出する。また、合弁会社「ルノー日産オートモーティブインディア(RNAIPL)」でカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)達成に向けた再生可能エネルギー活用を拡大していく。

 チェンナイでは、両社で3車種ずつ、計6車種の新型車を生産する。これに伴い、RNTBCIの開発人員を研究開発や関連業務での新規雇用により最大2千人に増やす。新型車の生産により、RNAIPL工場の稼働率を80%まで高め、将来的には数千人の雇用を確保する考えだ。

 また、RNAIPL工場で推進している再生可能エネルギー使用を2045年までに100%達成する予定。太陽光発電は現在の6倍以上の規模となる。