日本自動車輸入組合(JAIA、上野金太郎理事長)が6日発表した2023年1月の外国メーカー車新規登録台数は、前年同月比1.4%増の1万5599台で4カ月連続の増加となった。増加幅は前月より7.8ポイント縮小したものの、回復傾向にある輸入車の供給状況が反映された滑り出しとなった。登録車全体に占める外国メーカー車のシェアは6.8%だった。

 ブランド別ではメルセデス・ベンツが同1.7%減の3697台で首位を保った。アウディが同56.3%増の1969台で2位、フォルクスワーゲンが同13.1%減の1785台で3位と続いた。アウディのトップ3入りは8年9か月ぶり。また、ルノー、ランドローバーが1月としての最多台数を更新した。

 外国メーカー乗用車の価格帯別では1千万円以上が同22.9%増の2666台で5カ月連続、400万円以上1千万円未満が同6.9%増の8177台で6カ月連続の増加となった。400万円未満は同23.0%減の3933台と18カ月連続で減少した。

 輸入車全体では同7.7%減の2万99台と4カ月ぶりに減少した。国内メーカーの海外生産車が同29.4%減の4500台と落ち込んだことが響いた。