マツダは1日、3列シートSUV「CX―90」を公開した。北米市場を皮切りに中国、豪州などで発売する。日本で発売する計画は今のところない。

 昨年の「CX―60」に次いでラージ商品群では第2弾の車両だ。プラグインハイブリッド車(PHV)とマイルドハイブリッド車(HV)の2タイプをそろえ、今春から「CX―9」の後継車として米国で発売する。マツダが北米でPHVを売り出すのは今回が初めてだ。

 パワートレインは、モーターと新開発の3.3リットル直列6気筒ガソリンエンジン(ターボチャージャー付)を組み合わせた48ボルトマイルドHVと、2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンとモーターによるPHVの2タイプ。価格やグレードは近日中に公開する。

 北米でのCX―9販売台数(2022年)は3万4580台(前年比0.3%増)だった。CX―90の販売計画は公表していない。

 マツダは、ラージ商品として「CX―80」(欧州、日本など)と「CX―70」(北米など)の発売も予定する。