電動モビリティなどを手掛けるブレイズ(市川秀幸社長、名古屋市中川区)は27日、同社初のサテライト拠点「東京ショールーム」(東京都千代田区)を26日に開設したと発表した。車両展示をはじめ、事前予約制で試乗も受け付ける。同ショールームを足掛かりにビジネス展開を拡大していく考えだ。

 展示車両はミニカー「EVデリバリー」や二輪モデル「スマートEV」と「EVスクーター」など全6モデルとなる。試乗などを通じて実際に車両へ触れてもらうとともに、企業などの課題に対するソリューションの提案も行う。

 同社は2017年から、目的地までの「ラストワンマイル」を担う電動モビリティのラインアップを展開してきた。宅配業向けのEVデリバリーでは損害保険会社とロードアシスタンス会社と協業し、全国1200カ所でのサポート体制も構築している。今後も移動の需要に伴う商品ラインアップの展開を続けることで、将来的には100億円規模の事業に育てたい考えだ。