自動車の最新技術などが一堂に会する「第15回オートモーティブワールド―クルマの先端技術展―」が25日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した。1400社を超える企業や団体などが出展。CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)やMaaS(サービスとしてのモビリティ)、カーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)など、100年の1度の大変革期に対応する最新技術や製品、サービスなどを披露する。27日までの期間中、7万人の来場を見込む。

 会期初日の25日には、トヨタ自動車・先進技術開発カンパニープレジデント(プロジェクト領域統括部長/車両技術領域統括部長)の井上博文氏が「2050年カーボンニュートラル達成に向けて」と題して基調講演した。井上氏は、自動車メーカーや部品サプライヤーにとって重要な経営課題になりつつある脱炭素化への取り組みなどを紹介した。