ダイハツ工業は24日、一部車種にアイドリングストップレス仕様のグレードを追加設定して4月11日に発売すると発表した。アイドリングストップの制御に使用する部品の供給が半導体不足の影響などで遅れ、新車の納車遅延につながっているため。レスオプションを設定し、長納期化の解消につなげる。

 「タント」のほか「タフト」「ムーヴキャンバス」にアイドリングストップレス仕様車を設定する。同機構付きの既存車種の価格と比べて一律で3万3千円(消費税込み)安くする。部品供給難への対応では対象部品を外した状態で納車し、納車後に後付けで装備するケースもあるが、アイドリングストップ機構は後付けでの対応が難しいため、グレードを見直す。