ダイハツ工業は20日、2025年度までにデジタル技術を使いこなせる人材を1千人育成すると発表した。データを解析して活用するBI(ビジネスインテリジェンス)ツールなどのカリキュラムを整え、従業員にデジタル技術を学ばせる。このうち50人は、社内で使うアプリを開発するための専門人材「DDI(ダイハツデジタルイノベーターズ)」として育成する考えだ。

 ダイハツは、21年に人工知能(AI)の内製化に向けた従業員向けの研修を始めており、2年で約120人のAI人材を育成した。今後もAI人材を増やす一方で、BIツールの活用などのスキルを習得した「デジタルビジネス人材」も増やし、業務の効率化や新しいサービスの開発につなげる。

 同社広報部はDX(デジタルトランスフォーメーション)投資について「(一般的なDXへの投資の目安とされる)売上高の1%を超える投資を見込んでいる」とした。