グッドイヤーは、サステイナブル素材を9割使い、公道走行が可能なタイヤを開発したと発表した。同社は2030年までにサステイナブル素材100%のタイヤを実用化する目標を持つ。まず年内に使用率7割のタイヤを市販する予定だ。

 タイヤ原料のうち、カーボンブラックはメタンや二酸化炭素(CO2)、植物由来の油や廃タイヤの熱分解油を使う。シリカは米もみ殻廃棄物から、ポリエステルはペットボトルなどから、樹脂は松の木由来のものをそれぞれ使用する。大豆油や高リサイクル率の鋼も使う。これらの材料を用い「公道走行を可能にするために適用されるすべての規制テストに合格した」としている。