スズキは11日、インド・デリーで電気自動車(EV)のコンセプトモデル「eVX」を世界初公開した。現地で開幕した「オートエキスポ」のマルチ・スズキ・インディアのブースで披露した。2025年までに市販化を計画しているスズキのEV世界戦略車、第1弾のモデルとなる。スズキが持つ四輪駆動技術を生かし、SUVの本格的な走行性能の実現を目指したという。

 鈴木俊宏社長は「各国の状況や、お客さまの使い勝手を考慮した本当に『価値ある製品』を提供していきたい」などと述べた。

 車両概要は、全長が4300ミリメートル、全幅1800ミリメートル、全高1600ミリメートル。電池容量は60キロワット時で、航続距離が550キロメートル(インドMIDCモード)。