ホンダ「N-BOX」

 2022年の車名別新車販売台数(登録車と軽自動車の合計)は、ホンダ「N―BOX(エヌボックス)」がトヨタ「ヤリス」を抑え、2年ぶりに首位を奪還した。3位にはトヨタ「カローラ」が入り、前年から3つ順位を上げた。電気自動車(EV)では、6月発売の日産「サクラ」が首位となり、発売から約半年で国産EVの主役となった。

 日本自動車販売協会連合会(自販連、金子直幹会長)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協、赤間俊一会長)がそれぞれ発表した。総合ランキング1位のエヌボックスは20万2197台(前年比7・0%増)で、12カ月のうち9回、首位に立った。5月は販売台数を大幅に落としたものの、底堅い需要に支えられた。2位のヤリスは16万8557台(同20・8%減)で、2~4月の3カ月間の新車販売台数が前年比で半減するなど供給が不安定だった。3位のカローラは13万1548台(同18・7%増)で、SUV「カローラクロス」が台数を押し上げた。軽とコンパクトカーがトップ10の大半を占め、5車種は前年実績を上回った。

 自販連が発表した登録車ランキングは、1位が3年連続でヤリス、続くカローラは14年ぶりの年間2位を獲得した。3位は日産「ノート」が3年ぶりにベスト3に入った。登録車の上位10車種中、前年実績を超えたのは6車種だった。

 全軽自協が発表した軽ランキングは、1位のエヌボックスに次いで、2位はダイハツ「タント」、3位にスズキ「スペーシア」となり、タントとスペーシアの順位が入れ替わった。軽の上位10車種中、前年実績を超えたのは3車種にとどまった。

 EVの販売台数では、サクラが2万1887台と、2位の日産「リーフ」の1万2732台を約9千台、上回った。サクラは約半年間の販売実績のため、このペースが続けば、23年は年間4万台を超える販売が期待できそうだ。

 22年12月の新車販売台数は、1位のエヌボックスと2位のタントは前月と変わらず、3位には前月7位のカローラがトップ3に入った。前月3位のヤリスは4位へと一つ順位を下げた。登録車はカローラが10カ月ぶりの1位に返り咲いた。3位のトヨタ「シエンタ」は8月の全面改良効果で台数を伸ばした。軽の1位はエヌボックス、2位タント、3位ダイハツ「ムーヴ」と前月と同じ顔ぶれだった。