作業が進むレストア車両
システムインチアップキット

 毎年多くの来場者が期待を寄せる、エンドレスアドバンス(萩原正志社長、長野県佐久市)が発表するレストア車両。今年は3台を出展する。

 その中でも「マツダファミリアクーペ」は、同社内で初めて完全レストア作業を行った車両だ。花里功会長がレースに参戦していた当時、サーキットを走っていた水色が鮮やかな車両が走行していた印象をベースに、昨夏から運用を開始した塗装ブースで透明感のあるクリア色に仕上げられている。

 そのほかには純正色に近い黄色のクリーム色に塗装されたホンダの「N360」と、水中メガネの愛称で親しまれた「Z360」はオレンジ色に仕上げられている。

 そのほかにも4台が展示される。昨シーズンスーパー耐久シリーズに参戦した「GRヤリス」や、市販車ベースでカスタマイズされた「AMG GTR」と新型「フェアレディZ」。さらに、2002年に当時のN1耐久シリーズでチャンピオンを獲得した「34GTR」が復刻される。ボディーを再塗装し、組み上げられた車両は、ロゴまで再現される。サスペンションやブレーキなどは最新のものが装着され、そのまま走りだしそうな雰囲気をまとっている注目の車両だ。

 製品類は、新デザインの大口径キャリパーが発表される。AMG GTRに装着予定のモノブロックのパイプレスキャリパーや、曲面形状を滑らかにした2ピースキャリパーのほか、全領域でコントロール性を高めたブレーキパッドが参考出品される。また人気の物販ブースが設けるほか、エンドレスレディも来場予定だ。