リクルート(北村吉弘社長、東京都千代田区)は15日、中古車情報メディア「カーセンサー」が選出する、今年最も注目された中古車ランキング「カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー2022」を発表した。1位はホンダのSUV「ヴェゼル」(21年発売モデル)だった。2位は独ポルシェの「911」、3位はトヨタ自動車の「カローラクロス」だった。コロナ禍でSUVやスポーツモデルの人気が高まっており、これらがトップ10圏内に8台も入った。

 同社によると、この3年間の中古車市場は特殊な環境だったとしている。19年は消費税増税前の駆け込み需要が発生。20年はコロナ禍1年目で密を避けた外出のため、コロナ2年目の21年は半導体の供給不足による新車供給の遅れを受けて、中古車のニーズが高まった。このため、ランキングでも価格や生産年、モデルにばらつきがみられたという。

 ランキングは毎年12月に発表しており、今年が9回目。カーセンサーにおけるユーザーからの問い合わせ総件数と、各モデル1台当たりの問い合わせ集中率をポイント化し、合算値の高い順に注目度をランキング化した。