ホンダは1日、新型の燃料電池車(FCV)を米オハイオ州で2024年から生産すると発表した。今夏発売した「CR―V」がベースで、外部充電機能も搭載する。ホンダがFCVを海外生産するのは初めて。

 「アキュラNSX」を手がけていた四輪車生産拠点、パフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター(PMC、オハイオ州メアリズビル市)で新型FCVを少量生産する。PMCは少量生産用の生産設備を持ち、特殊な組み立て工程を必要とするFCVの生産に適しているという。

 ホンダは、02年に「FCX」のリース販売を米国と日本で開始。08年には「FCXクラリティ」、16年には「クラリティフューエルセル」(21年9月に生産終了)のリース販売をそれぞれ開始した。

 車両の詳細は今後、段階的に明らかにしていくという。