エッチ・ケー・エス(HKS)は、幼児置き去り防止装置を開発したと発表した。後席の確認を促すスイッチに加え、人感センサーを搭載。乗員による目視確認とセンサーの双方で、置き去りを防ぐ。また、既存のドライブレコーダーを改良し、ドアが開閉するごとに乗降状態を録画してクラウド上に送信する装置も製作した。すでに、静岡県内の幼稚園で実証実験を開始しており、今後3カ月間行う予定。実証実験で得られたデータや要望などを、今後の製品開発に生かす考えだ。

 新開発した「HKS送迎バス安心見守り装置サービスMAMORU(仮名)」は、エンジンを停止すると車内確認を促す音声が流れる。この音声を止めるには車内最後部に設置したスイッチを押す必要があり、乗員が後席をチェックできる環境をつくる。それでも車内に取り残されていた幼児がいた場合は、人感センサーで検出。ハザードやホーンを作動させるほか、通信機能によって電子メールでも周知する。

 全方位を録画できるドライブレコーダー型の「HBAS―DR1ROKUGA(仮名)」は、ドアが開閉したタイミングの車内の録画映像をクラウドに送信する。車外にいる運行管理者などが、リアルタイムで乗降状態を確認できるほか、過去の様子も調べることが可能。ドライバー以外にもチェックの目を増やすことで、速やかな車内状況の把握と、万が一の事態が発生しても迅速な救助を実現する。