ボディプリントの施工風景

 三菱ふそうトラック・バス子会社の三菱ふそうバス製造(藤岡佳一郎社長、富山県富山市)は21日、ボディーに画像を直接印刷する「ボディプリント事業」と、長期保有車両の内外装を刷新する「バスリニューアル事業」を始めたと発表した。コロナ禍で国内のバス市場が伸び悩む中、新規事業として売り込む。

 ボディプリントは、インクジェットプリンターの原理でボディーに画像データを印刷する。凹凸や湾曲のある車体でもプリント可能で、フィルムを使った一般的なラッピングと比べ、コストは4~5割安く、納期も3分の1程度に短縮できるという。三菱ふそう製の車両だけではなく、他メーカーのトラックやバスなどもサービス対象とする。

 一方、バスリニューアル事業は、顧客が長年使用してきたバスの内外装を新車並みに回復させるサービス。ボディーの再塗装や窓ガラスの交換、シート生地や床材の張り替え、機器類の交換を顧客の要望に応じて行う。年間数十台の利用を見込む。