主原料のほか、スクラップや運賃、エネルギーなど各種コストがかさんでいる

国内鉄鋼大手3社は、鉄鉱石や原料炭など主原料価格の高騰に加え、エネルギー上昇分などについて鋼材価格への転嫁を進める意向だ。2022年度上期は、各社がコスト上昇分の転嫁を実現した。自動車メーカーなど大口需要家向けと結ぶ「ひも付き価格」だけでなく、鋼材商社などを経由する店売りの値上げを下期も進める考え。マージン(粗利)改善を狙う鉄鋼業界と自社で鋼材を…