トヨタ車体は14日、「ダカールラリー2023」の市販車部門に参戦すると発表した。吉原工場(愛知県豊田市)で生産する「ランドクルーザー」(300系)をベースとしたラリー仕様車を初投入し、市販車部門で10連覇を目指す。増井敬二社長は「(ラリー参戦を通じて)ランクルの代名詞である信頼性、耐久性、悪路走破性を磨く」と語った。

 参戦車両は新型ランドクルーザーに専用チューニングを施し、悪路走破性や耐久性を高めた。昨年に引き続き、1号車は社員ドライバーの三浦昂選手がハンドルを握る。三浦選手は新型ランドクルーザーの開発にも関わった。メカニックとして、福岡トヨタ(金子直幹社長、福岡市中央区)の中武佑太さんら3人も参加する。

 ダカールラリー2023は、12月31日~23年1月15日の計16日間、サウジアラビアで行われる。