エネチェンジと楽天グループは8日、楽天が運営する旅行予約サービス「楽天トラベル」に参画する宿泊施設を対象に、電気自動車(EV)用充電器の設置についてパートナーシップを契約したと発表した。

 楽天は、エネチェンジと共同ブランドで展開するEV充電器「エネチェンジEVチャージ」の設置を、国内で約4万軒ある楽天トラベルの登録宿泊施設を対象に働き掛ける。エネチェンジは、EV充電器導入に向けた宿泊施設との個別調整や設置を行う。

 楽天トラベルの調査によると、旅行者の約2割が旅行や観光の移動時に二酸化炭素(CO2)が排出されることを問題と感じているという。エネチャージは、出力6㌔㍗の充電器を標準採用しており、EVユーザーが安心して次の目的地まで移送できる充電環境を提供している。両者は、今回の取り組みを通じてEVシフトと移動手段におけるCO2排出削減に結び付ける。