スズキは8日、2023年3月期の業績予想を上方修正し発表した。売上高を従来見通しに比べ6千億円増の4兆5千億円に、営業利益を950億円増の2900億円に、純利益を550億円増の1900億円にそれぞれ修正した。22年4~9月期は販売台数の増加や円安の進行により、上期として2年連続の増収増益だった。

 通期見通しは4~9月期の業績推移や販売台数見通し、為替変動を踏まえ修正した。通期の想定為替レートは1㌦=120円から136円に、1 ユーロ =130円から138円に見直した。

 22年4~9月期は売上高が前年同期比32.5%増の2兆2175億円、営業利益が同65.8%増の1643億円、純利益が同14.5%増の1151億円といずれも2年連続で増加した。原材料価格高騰の影響があったものの、世界販売が146万3千台(前年同期比16.6%増)となったことや円安が進んだことで増収増益だった。