2022年10月の車名別新車販売台数は、登録車と軽自動車を合わせた総合ランキングでホンダ「N―BOX(エヌボックス)」が2カ月連続でトップの座を維持した。上位10車種中、9車種が前年実績を上回った。前年同月は供給制約で新車販売が低調だった。新車の供給が回復傾向にあることが実績に表れた。
日本自動車販売協会連合会(自販連、金子直幹会長)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協、赤間俊一会長)は7日、登録車と軽自動車の車名別新車販売台数をそれぞれ発表した。総合トップのエヌボックスは前年同月比120.0%増の1万6369台、2位のタントは同214.0%増の1万4981台と、前年より大幅に台数を伸ばした。3位のヤリスは同33.5%増の1万4142台だった。
登録車ランキングでは、トヨタ「シエンタ」が全面改良効果で35カ月ぶりに2位に入った。納期の長期化が続くトヨタ「ノア」「ヴォクシー」も前年より大幅に販売台数を積み上げた。
軽ランキングで3位のダイハツ「ムーヴ」は、7月に全面改良した「ムーヴキャンバス」が全体の販売をけん引した。軽電気自動車では、日産「サクラ」が1880台(前月比55.7%減)、三菱「eKクロスEV」が480台(同54.6%減)だった。