トヨタ紡織は25日、アイシン子会社のシロキ工業の海外生産法人を取得すると発表した。

 インドネシアとインドでシートリクライナなどのシート骨格機構部品を生産する2法人が対象で、シロキ工業が保有する2法人の株式をトヨタ紡織の地域統括会社が取得する。取得額は非公表。

 2023年度中に2法人の株式をそれぞれ80%取得し、25年中に残りの株式を取得して完全子会社化する予定。アイシン本体が北米に持つシートなどの生産拠点から設備をトヨタ紡織が譲り受けることも検討しており、移管方法や日程などを詰めている。

 トヨタ紡織は、トヨタ自動車向けシート骨格機構部品の開発や生産機能について、トヨタグループから自社への移管を15年から進めている。