ソフトバンクの自動運転サービス子会社であるボードリーは、自動運転シャトルの製造を手がけるエストニアのオーブテックとの戦略的協業を発表した。両社は今月21日に発表した自動運転「レベル4」(限定領域での自動運転)対応の自動運転電気自動車(EV)、「MiCa(ミカ)」の国内法規に適合した日本仕様車の開発に取り組む。2023年度中の公道走行を目指す。

 オーブテックはラストワンマイル輸送の強化に向けて車両開発を実施しており、新型車のミカは7台のLiDAR(ライダー、レーザースキャナ―)と8台のカメラを搭載し、車両周辺の障害物を検知して自動回避する機能を備える。急速充電は約1時間で完了するとしており、ボードリーは現在運行している仏ナビヤの「アルマ」とともに、顧客のニーズに合わせて提案する。

 両者は協業により、自動運転レベル4でのモビリティサービスの実現を目指すとしている。