エブリワチャージャーシェアのロゴマーク

 パナソニックは、電気自動車(EV)充電器のシェアリングサービス「everiwa Charger Share(エブリワチャージャーシェア)」を11月29日に開始すると発表した。充電器の設置者とEVユーザーをつなぎ、充電網の有効活用を目指すもの。EVユーザーはアプリの地図上から検索して予約することで、あらかじめ登録された充電器を待ち時間なしで利用できる。基礎充電インフラの拡充につなげることで、EVの普及を後押しする考えだ。

 サービス開始に当たり、新たなコミュニティー「everiwa(エブリワ)」を設立。みずほ銀行と損害保険ジャパン、NPO法人NERIS(ネリス)が参画する。11月29日から新サービスに充電器の登録を希望する企業・団体を募集し、来年春の本格的なサービス開始を予定している。

 サービスの決済はみずほ銀行と共同開発したシステムを導入。損保ジャパンと共同開発した保険により充電時のトラブル発生時には補償を行う。

 同サービスの導入により、既存の充電ステーションの稼働が高まると見込まれる。また、商業施設での集客効果や自宅に充電設備を持たない近隣住民の利便性向上といった効果が期待できる。