図─1 コスト内訳

1950年代末に当時の藤沢武夫副社長が考え抜いたと言われている研究所(開発部門)独立など独自の開発体質造り(文鎮組織、自由闊達、大部屋…)の成果もあり、ホンダは60年代から80年代に渡り四輪車の創造的なヒット商品を連発した。しかし、90年代に入るとバブル崩壊と時期を同じくして、ユーザーのクルマに対する価値観は「憧れ」から「日常」へと変わった。この…