接客デジタルトランスフォーメーション(DX)事業を展開するジールス(清水正大代表取締役CEO、東京都目黒区)は13日、日刊自動車新聞社と共催で、ポストクッキー時代における自動車業界のデータマーケティングセミナーをオンラインで開催した。今回のセミナーでは、サードパーティークッキー廃止後のマーケティング手法をテーマに、プライバシー保護と広告効率の両立を図るためのシステムや事例について紹介した。

 セミナーには同社のほか、インティメート・マージャー、トレジャーデータ(三浦喬社長、東京都港区)の3社からそれぞれ講師が登壇。日本の市場情勢やクッキー規制に関する現状を解説しながら、ポストクッキー時代のデータマーケティングについて、各社の事業観点から講演を行った。

 ジールスの渡邊大介執行役員は今後のマーケティングについて、「日本では今後も人口減少が続き、新規顧客の獲得が難しくなることから、顧客生涯価値をいかに高めるかが重要になる」と述べ、顧客体験価値向上を図るためのデータ活用の必要性を指摘した。