京セラは、鹿児島国分工場(鹿児島県霧島市)の新研究開発施設「きりしまR&Dセンター」が本格稼働したと発表した。情報通信や環境・エネルギー分野での研究開発体制を強化する。

 同センターは鉄骨5階建てで、建築面積は5990平方㍍、延べ床面積は2万2902平方㍍とする。従業員数は9月30日時点で365人。積層セラミックコンデンサーやセラミックパッケージなどの研究開発を行う。

 センターには工場敷地内の「ものづくり研究所」「生産技術部門」「分析センター」の3部門を集約し連携を強化する。これにより製品・技術の開発を加速化し、それぞれが総合的にサポートできる体制を目指す。また、社外の技術者との交流や人材育成、イノベーション創出の場としても活用する。