ネオバ AD09
ネオバ AD08R

 横浜ゴムのグローバルフラッグシップブランド「アドバン」。ストリートスポーツタイヤとして高い認知度を誇り、世界中で多くのユーザーが愛用している。そのアドバンブランドの最新モデルとしてアドバン「ネオバAD09」が今年2月に発売された。

 9年振りにフルモデルチェンジしたネオバAD09は、従来のネオバらしさを踏襲しつつ、左右非対称のトレッドパターンを採用した。太い縦溝を配置した内側でウェット性能を高めつつ、外側は可能な限り接地面を確保するため溝を細くしたほか、連続するリブでトレッド剛性を確保している。前モデルのAD08Rとのラップタイム比較でもドライ面とウェット面それぞれでラップタイムの短縮を実現している。また、カーカス材を大きく変化させた新構造を採用しており、ケーシング剛性が向上したほか、新金型加工によってサイドウォールのコントラストが鮮明になり、プレミアム感を演出している。ユーザーからは静粛性を評価する声も上がっており、スポーツタイヤでありながら、日常使いもできるタイヤになっている。

 また、「ネオバAD08R」も根強い人気を誇る。モータースポーツタイヤに採用されている技術を採用しており、ドライグリップを向上させながらもウェットグリップもしっかりと確保している。シーケンシャルラウンドグループとユニブロックショルダーの左右対称のドレッドパターンは、ユーザーからの支持も高い。

 高い走行性能を誇る「A052」も、プロからビギナーまで幅広く親しまれている。扱いやすいハンドリング性能を有す一方、転がり抵抗や車外通過音などの外部環境にも配慮されたA052。太い主溝を内側に配置、外側には細い溝を配置することで、接地面積の拡大を実現している。コーナリング時の高いグリップ性能は、モータースポーツを楽しむユーザーが使いやすいタイヤとして評価されている。