ホンダが支援するオラクル・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン選手が10月9日に鈴鹿サーキットで開かれたF1(フォーミュラ・ワン)の日本グランプリ決勝戦で優勝し、2年連続でドライバーズチャンピオンに輝いた。

3年越しの開催を直接見ようと鈴鹿には、決勝戦当日だけで9万4千人が訪れた。レースは大雨で2時間超にわたって中断されるなど大混乱の展開だったが、再開後はフェルスタッペン選手が最後までトップを独走。一方、最終周まで2位だったシャルル・ルクレール選手(フェラーリ)にレッドブルのセルジオ・ペレス選手がプレッシャーをかけ続けたことで、ルクレール選手がペナルティを犯し、レッドブル勢がワンツーフィニッシュした。

これにより、フェルスタッペン選手が今回の開催でドライバーズチャンピオンになるための条件である「自身の優勝とポイントランキング2位のルクレール選手が3位以下」をクリア。ペレス選手とのチームプレイでフェルスタッペン選手の2年連続でのチャンピオンが決まった。レース後のインタビューでフェルスタッペン選手は「ホンダと日本のF1ファンの前でタイトルを決められたのは特別なことだ」と語った。

ホンダ執行職コーポレートコミュニケーション統括部長で、ホンダ・レーシングの渡辺康治社長は「フェルスタッペン選手、ドライバーズチャンピオンの連覇おめでとう!大雨の難しいコンディションとなった今日のレースでも、今シーズンを象徴するような圧巻の走りで優勝し、タイトル確定の瞬間を鈴鹿の地で目の当たりにすることができてとても興奮している」とコメントした。