高性能グレード「R」を横浜市内で世界初公開

 ルノー・ジャポン(小川隼平社長、横浜市西区)は、「アルピーヌ」ブランドのスポーツカー「A110」に新設定する高性能グレード「R」を横浜市内で世界初公開した。小川社長は「従来モータースポーツ系車種の輸入は難しいのが実情だったが、日本は累計1千台を販売するなど世界でも有数の市場に成長している」と、販売拡大への手応えを強調した。価格は後日公表するが、11月下旬に受注を開始。納車は2023年夏ごろからを予定している。

 同モデルは専用設計のリアスポイラーなどにより空力性能を高めるとともに、ボンネットをはじめとする内外装にカーボンファイバーを採用して軽量化も追求。最高出力300馬力、最大トルク340ニュートン㍍を発生する排気量1・8㍑直列4気筒ターボエンジンと組み合わせ、時速0~100㌔㍍を3・9秒で加速する。