日本自動車教育振興財団(JAEF、内山田竹志理事長)は、高校生向けの動画学習サイト「早わかり!クルマ塾」で太陽光エネルギーの有効活用に関するレポート「脱炭素社会は、〝電力の自給自足〟から~さいたま市浦和美園地区にみる太陽光エネルギーの活用~」を公開した。

 政府が2050年のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)達成を政策に打ち出すなど、脱炭素社会の実現が大きな課題となっている。こうした中、新しい学習動画では脱炭素化に不可欠な再生可能エネルギーの中で、最も活用が進んでいる太陽光発電の特徴や現状を、さいたま市浦和美園地区のスマートタウンの事例などを踏まえながら解説。今後の有効な導入形態や課題について紐解く内容に仕上げた。

 具体的には、地域単位で太陽光発電を導入するスマートタウンと、個別住宅に導入した場合の費用対効果や脱炭素化への貢献度合いの比較、美園地区での電力自給自足の取り組みを豊富なイラスト、図表によって分かりやすく紹介する。太陽光発電の普及拡大については国・自治体がリードしながら住民の理解・受容性を高めていくことが重要になるとした。収録時間は14分50秒。