トヨタ自動車は26日、「ハリアー」を一部改良するとともに、プラグインハイブリッド車(PHV)を設定すると発表した。ガソリン車、ハイブリッド車は10月4日に、PHVは31日に発売する。車種の月販計画3500台中、PHVで500台の販売を見込む。

 トヨタブランド車にPHVを設定するのは「プリウス」「RAV4」に続いて3車種目。上級グレード「Z」にPHVを設定する。パワートレインはRAV4やレクサス「NX」のPHVと共通のユニットを採用し、93キロメートルの電気自動車(EV)走行を実現。PHV専用のフロントグリルを採用するほか、専用外板色も設定し、付加価値を高める。

 ベース車の一部改良では交差点右折時の対向直進車や右左折時の対向方向から横断してくる歩行者を検知する機能を追加した現行の「トヨタセーフティセンス」を全車に標準装備する。コネクテッドナビ対応のディスプレーオーディオを採用するなどインフォテインメントシステムも強化する。

 PHVの価格は620万円(消費税込み)。ベース車の価格は312万8千円(消費税込み)からで、Zグレードの四輪駆動車(4WD)の場合、旧型比で10万8千円高となる。