移動販売車の製作を手掛けるフードトラックカンパニー(浅葉郁男代表取締役、東京都目黒区)は、日本初となる電気トラック(EVトラック)を基にしたキッチンカーを開発したと発表した。今回の開発は、将来のキッチンカーの電動化を見越して実験的に行ったもの。EVトラックをキッチンカーに構造変更した例は過去にないという。同社は今回収集したデータを活用し、今後の電動キッチンカーづくりに役立てていく考えだ。

 ベース車両は三菱自動車の「ミニキャブ・ミーブトラック」を採用した。キッチン設備はガソリン車と同様のものを装備している。また、商品化する際は、同社がオプションとして提供している調理設備用の移動電源の搭載も視野に入れる。電動キッチンカーは14日まで、同社の東京本社で展示している。