ニフコは7日、軽自動車で初となる保温機能付きカップホルダーを商品化して量産を開始したと発表した。7月に全面改良して発売したダイハツ工業の「ムーヴキャンバス」の「ホッとカップホルダー」として採用された。

 ニフコはこれまでのカップホルダー開発の経験とさまざまな樹脂製品の設計開発で培った技術を基に、車内でも保温特性を持つカップホルダーをダイハツと共同開発した。

 新製品は樹脂成型のカップホルダーの側面に巻く「PTCヒーター」と熱を拡散させるアルミテープ、断熱材で構成する。PTCヒーターの自己温度制御機能により、最適な消費電力を実現しながら、保温作動中のカップホルダーの側面部の最高温度を60度以下に保持する安全性を備えている。

(2022/9/9修正)