防犯装置を手掛ける加藤電機(加藤学社長、愛知県半田市)は、人工知能(AI)を搭載した「ホーネット防犯カメラ」の2機種を発売した。駐車場などに設置する。常時録画や録画日時の指定機能に加え、AIが不審者の自動検知や追尾を行うことで防犯性を高めた。無線通信によって、専用アプリと連携することで映像をリアルタイムで表示できるほか、遠隔操作によるカメラの角度調整やセンサー感度の変更も可能とした。巧妙な手段での自動車盗難が多発していることを受けて開発したもので、通信の活用で迅速な対応を実現することにより、窃盗犯に対抗する。

 専用アプリには最大64台のカメラを追加登録できるため、複数台で監視する場合でも一括して管理を行える。光学ズームやフルハイビジョンに対応し、映像の鮮明な記録も実現した。本体は防水防塵設計のため、屋外の設置も可能となっている。

 価格はオープン。