新工場イメージ

 東海理化は、秋田県横手市に自動車部品を製造する工場を設立すると発表した。同社が東北地方に生産拠点を設けるのは今回が初めてとなる。アウターミラーや電気信号式のシフトレバーなどを生産し、トヨタ自動車東日本をはじめとする納入先の要望に迅速に対応して東北地方でのビジネス拡大を図る。投資額は約32億円で、2025年1月の生産開始を予定する。

 新会社を設立する。名称は未定。工場は横手第二工業団地内に設ける予定で、敷地面積が約2万400平方㍍、延床面積が約6800平方㍍。人員は24年度に約70人、27年度に約120人を予定している。

 同社では、トヨタグループの多くが生産拠点を設ける東北地方への進出を検討してきた。自治体の協力体制など、さまざまな面から同工業団地への進出を決定したという。