ホンダは2日、新型SUV「ZR―V」の発売を2023年春に延期すると発表した。今秋発売の予定だったが、半導体不足などの生産制約で納期が長期化する中、すでに注文を受けている既存モデルの納車を優先するため、発売を遅らせる。先行予約は8日に開始する。

 ZR―Vは、「CR―V」と「ヴェゼル」の間に位置するサイズの新型SUV。日本仕様のサイズは公表していないが、米国仕様は全長4567×全幅1839×全高1610ミリメートルとなる。新型「シビック」に搭載した新開発の排気量2.0リットル直噴エンジンを採用したハイブリッドユニットと1.5リットルガソリンターボエンジンのモデルを設定する。

 ホンダは今秋の発売に向けて同モデルの特設サイトを7月に開設し、8月から全国で先行展示会も実施していた。