日本中古自動車販売協会連合会(JU中販連、海津博会長)は、中古車販売に関する環境性能割の納税額の検索サービスを開始したと発表した。JU中販連のホームページから利用できる。国産中古車を対象に、自動車検査証(車検証)の「型式指定番号」「類別区分番号」などを入力するだけで自動的に納税額を算出することができる。今後は輸入車の納税額を検索できる機能の追加も検討している。

 JU中販連は、昨年からシステムの開発に着手。日本自動車工業会(自工会、豊田章男会長)から型式など車種を特定するデータの提供を受けるなどして実用化した。

 環境性能割の導入に合わせ自動車取得税が廃止されたことで、税額一覧表などの冊子や電子媒体の流通がなくなり、中古車販売店などで環境性能割の納税額を検索する手段がない状況となっていた。新たに検索サービスを構築したことで、会員各社などが簡単に調べることができる環境を整えた。