トヨタ自動車は1日、上級ブランド「レクサス」車向けに独自開発したエンジンオイル「レクサスプレミアムオイル SP 0W―20」を発売した。レクサス向けオイルは2011年に導入しており、約10年ぶりに刷新した。従来品に比べて温度変化に対する粘度変化を低減したことで、エンジンの応答性を引き上げた。

 新製品は粘度特性に優れた高性能基油に、部品間の摩擦を低減する添加剤を採用した。これにより、常温(25度)では一般的な同粘度のオイルに比べて40%以上、旧レクサス向けオイル比で23%の温度変化に対する粘度変化を軽減した。エンジンの回転がスムーズになり、高周波音や振動の抑制にも貢献するという。

 価格は20リットル缶で5万2800円(消費税込み)。

(2022/9/3修正)